夜,学部時代から付き合っている修習同期の友人達が,心配して電話をかけてきてくれた。
自分ですら,どうしていいのかわからない状況だ。
周りの人にとって,不合格直後の私とどう接するかというのは,非常に悩ましい問題だろう。
しかし,友人達が,メールじゃなくて電話で,「どうよ?」と踏みこんできてくれたのが嬉しかった。
通り一遍の関係だったら,この時期に,このようなリスクの高い行為はできないと思う。
学部時代から幾多の苦難を共にしているだけあって,私の性格も読まれている気がする。
電話の最後で友人に,「電話するのに勇気がいっただろう?」と聞くと,「さすがに,今回ばかりは少し迷った。」と笑っていた。
私は礼を言って,彼らが無事に二回試験を突破したことを祝福した。