弁護士になるために,通過しなければならない二回試験。
6年前までは,3ヵ月後に追試があり,それに合格すれば救われた。
2年前までは,半年後に再受験できた。
しかし,昨年度からは,1年間待たなければ再受験できなくなった。
1年間・・・再受験の準備をするには,あまりにも長い期間だ。昨年度の不合格者に話を聞いても,半年あれば十分という意見が圧倒的だ。
不合格者が最初にぶつかる大きな問題が,1年間の過ごし方だ。
生計の維持と二回試験対策を考えた場合,オススメ順としては,以下のようになるだろう。
- 法律事務所で事務員として勤務
- 法律系アルバイト(予備校・Eディスカバリー・添削)
- 非法律系アルバイト・勤務
1.の事務員勤務のメリットとして,①法律に接し続けられること,②二回試験前に時間をもらいやすいこと,が挙げられる。
2.の法律系アルバイトのメリットとして,①時間調整がしやすく,就活等の都合を合わせやすいこと,②時給2000円超のバイトに就けば効率よく稼げること,が挙げられる。
3.の非法律系アルバイトは,弁護士になってからは得られない経験が積める点がメリットかもしれないが,仕事にのめり込んで失敗するリスクが高まるようだ。特に,仲間から離れて1人になるとよくないらしい。
以上が,生計の維持を見据えた選択肢となるが,生活費が何とかなるならば,自由度がもっと高まる。
別の資格試験に打ち込んだり,語学留学に行ったりする人も増えてくると思う。
どの道を選ぶにせよ,大事なことは,早く行動に移すことだ。
不合格仲間の1人は,昨日(1月3日)から事務員として働き始めたそうだ。
資格試験や語学の勉強をするにしても,与えられた期間は限られている。